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Client: She magazine
私とわたしとワタシ「私と花」vol. 01_01
色とりどりの花を買った。
昨日の私はとっても浮かれポンチだったに違いない。
美しい花を飾るには、花瓶なんてなくたってじゅうぶん。
だって、花はそこに存在していることに意味があるのだから。
太陽の光と白いシーツ、そして花。
これ以上にない用意周到な朝。
それだけで幸せな魔法にかかった気持ちになれる。
澄んだ空の色をした小さく咲く花と、赤いペディキュアのコントラストが寝ぼけ眼な私を高揚させる。
隣にはラナンキュラスのつぼみを添えて、紅茶、読書、たまにデイジー。
すっかり上機嫌な私は、花と遊んでみる。
ちょっぴり無造作なヘアにのせたデイジーは私が知らない私を見透かしているよう。